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構造改革で得たものと失ったもの

 
 
2001年5月に発足した「小泉政権」は、5年5ヶ月にわたる長期政権の中で「声域なき構造改革」を進めてきたのは有名は話です。
 
 
「構造改革」という言葉をやたら連発していた記憶がある人もいることでしょう。
 
 
構造改革は、日本経済の非効率的な部分を取り除いて、効率的な経済に変えよう!というものでした。
 
 
小泉元首相が所信表明演説であげていた3つの経済・財政構造改革は、「不良債権の最終処理」「財政構造改革」「競争的な経済システムの整備」というものでした。
 
 
構造改革を進めていく中で、とくに重視されたのが、規制緩和と民営化の推進でしたが、小泉政権が行った改革によって、不良債権の問題は解決し、危機的な政府の財政においても、巨額の財政赤字、債務残高は残ったもののさらに財政赤字が拡大するという危機的状況は回避されたのです。
 
 
これだけみると、確かに小泉政権は成功したように見えました。しかし、「公平性」の確保という部分を見落とされていました。
 
 
効率性と公平性はトレードオフの関係にあるため、どちらかを優先しようとすると、一方を犠牲にしなければならなかったのです。
 
 
小泉元首相は、「効率性」の方を優先することに決めたので、公平性が犠牲になりました。これが小泉政権が行った「構造改革」になります。

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